2011年7月21日木曜日

オーラ!

大関 魁皇 が通算最多勝の記録をつくり引退!
本人には申し訳ないが、土俵にあがる大関を見て「もぅ〜いいって!」といつも思っていた。
もっと早く引退するべきじゃなかっただろうか? ここ何年か様々な問題が吹き出して相撲人気も、がた落ちになっているが、その以前に相撲人気を食いつぶしたのは、千代大海、琴光喜、そして魁皇、
この3人だと思っている。次の相撲界を背負って行くような期待と予感と裏腹に怪我と、かど番を3人で
たらい回しして、大関と云う地位にしがみついているのがやっとで、とてもじゃないがこの3人は
上を(横綱)目指している相撲を取っていない!その地位に甘んじているサラリーマンみたいなもんだ!
サポーターをあっちこっちに身にまとい、とてもじゃないが弱々しく見てられなかった。

しかし彼の絶大な人気には、頭が下がる。
そこには体調が悪い時にも場所中も欠かさず稽古場に降りてしっかり汗を流し、
東日本大震災慰問の時にも長時間のバス移動を強いられ、持病の腰痛を悪化させて、避難所では、
嫌な顔一つせず子供やお年寄りに腰をかがめて笑顔でサインをして、素直な気の優しさが表れる。
持って生まれた人間性!その優しさや気持ちを真似したくてもワタシには無理です。

その優しさが綱を取れなかった彼の最大の弱点だったかもしれない。

訃報
原田芳雄 さんが逝ってしまいました。
映画で彼を見かける度に「こういうオヤジになりたいなぁ」と思ったものです。特別に気取る訳でなく、
自然なそのままが格好良いオヤジは数少ない一人!
ワタシの頭の中には勝手な想像かもしれないが、薄暗い汚いカウンターで洒落たブルースを肴に
ロックグラスを片手に煙草を燻らせているイメージが強い。

仕事なんかじゃなく男の子として見習わないといけない事、教えて欲しい事を沢山持っている 
横に座っているだけでワクワクするような、そういうオヤジが少なくなったなぁ〜

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