二郎！

ほとんど無いに等しいが、よっぽどの気が向くか、よっぽどの人に誘って頂くか、しない限りワタシはラーメン屋さんに足を運ばない。実はラーメン屋さんは苦手である。苦手と言ってもラーメンがキライな訳でもない。お店のあの汚さ、従業員のあのガサツさ、横柄な態度、スープにドップリ厚い膜を作っているあの油、あと、あの価格、ただそれだけだ。全てのラーメン屋さんがそうじゃないのもわかっている。勿論ちゃんとしているお店も沢山有るだろう。しかしながら、そのイメージがワタシの頭から離れない！今、女子高生達と一緒に、オリジナルな商品の開発に取り組んでいる。まっそれはそれで、心がウキウキ、ワクワクする位楽しいのだが、彼女達が時折、口にする言葉が有る。　「二郎系」　そうワタシの苦手なラーメンの事である、しかも今流行りのマシマシだかマスマスだか訳わからんラーメンの事だ！仕方がないので参考までに、百聞は一見にしかず、女子高生の為！女子高生の為！と何度も自分に言い聞かせ！気持ちを奮い立ててイザッ！と思ったが一人ではお店の前で心が折れて入らないで蕎麦でも食べるかも知れないので、同僚の若い者と一緒に行った。おみせの場所はラーメン通の方はご存知と思うが札幌の北郷に有る開店から行列の出来るお店！まずお店に入ると、カウンター５席のみ、一度に５人づつしか作れないし、食べれないし、行列が出来ても不思議ではない！そしてワタシの思った通り、お店が薄汚い、拭き掃除はしてない感じ！お水もセルフ！しまいに食べ終わったら丼をカウンターの上に置いて、テーブルを拭いて下さいと…ラーメンは醤油とんこつのみ！麺は太麺で量は普通で他店の二倍チャーシューは一枚だが、豚マシで１枚豚マシマシで２枚プラスされる（有料)その他のトッピングはニンニク、野菜、背油、とマシ、マシマシと２倍３倍となる（無料）ワタシの頼んだ品は、普通ニンニク無し野菜マシ何分か経ち出来上がり！丼にそびえ立った！二袋は有るだろ湯がいただけの、もやし！　 キャベツも入っているが目立たない。パサパサのチャーシュー、ドロッとした背油。レンゲすら入る余裕もない！どうしょう、どこから手を付けていいのか分からない！まず麺までたどり着かない事には…おもむろにもやしをほうばるが、もやしに味が無い！味が薄い場合のタレも置いて有るが、タレを掛けると下に埋もれているスープの味がわからなくなるので、そのまま素味で頑張った。スープや麺にたどり着いた時にはぬるくなっていた。とんこつや背油のせいなのか妙に甘い！もやしも冷めているし、器も麺や野菜等の量を考えれば、小さすぎるし食べづらいし、ワタシにはこんなラーメンの何が良いんだか、美味いのか分からない。只行ってわかったのは、がっかりした事。ワタシの口にあわなかった事、納得行かないのでお店の名前は伏せておきます。