またまた、とても悲しい事が起こった。会社の帰り道や、自宅の近くにワタシには、
行き付けの 銭湯 が何軒も有るのだが、時代の波に乗れないのか、あちらこちらに
出店しているスーパー銭湯の資本力に敵わないのか、また、ワタシにとってはごきげんの
銭湯が閉店してしまった。 いつ行っても、ほどよいお客様の数で混んでる訳でもなく、
湯船もひとつで、余計な物が無く、お客同士話しはしないが、顔見知りになり
なぜか、一体感が在り、それはそれは、心地良い!男性、女性、と二つに別れた入り口、
エンジ色のごつい椅子の背凭れに、ダンゴが二つ、右手をだらんと下げると、
そこには、大きいハンドルが付いた20円で動くマッサージ機!
乗るとガガガーンと呻りなかなか針の停まらない体重計!
天井には静かに首を回す灰色の扇風機!挙げると限がないが、
ワタシの小さい頃からの見覚えのある、何一つ変わっていない銭湯・・・・
そこには、燃料の高騰や、経済的な面だけではなく、施設の老朽化、
跡取りの問題、といろいろ有るだろう。 が、しかし なんとか頑張ってほしいと云うのが、
ワタシの勝手な願いだ。 銭湯にとって、快適、癒し、と云うのは、けして 湯船の数ではないし
施設の大きさでもない。 新しい場所、新しい施設、と出来るたびに人は流れて、今迄の
場所や施設は置き去りに去れて、そのうち忘れ去られる。 情緒なんて言葉は今は無いに等しい。
その昔、鶴田浩二 と云う俳優が歌に交えて言った台詞がある。
「古い奴ほど、新しいものを欲しがる者です」
そんなの!うそだ! まっぴらゴメンだ!
2011年4月27日水曜日
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