2011年11月4日金曜日

変わらぬ風景!

めっきり陽も短くなり薄暗く静まり返った朝に、完全に冷え切った車に徐に乗り込む…
いつもの事ながら住宅街を抜けて国道の流れに入って行く。季節柄、朝晩と冷え込む事もあり、春、夏と、
どこからともなく湧いて来ていた、たくさんのウォーキングしている方々の数もすっかりと少なくなった。
一例に並び朝一番のバスを待つ人達も気が付くと軽め服装から重めの外套を羽織って身を固めて、
今日が始まる朝なのに、疲れているかの様に、ただうつむいて立っている。
きっと帰りも同じくバスを待つのだろう。また道路脇に植えられた、朝日に当たり黄金色に見える
山吹色に染まった銀杏等の樹木もすっかり葉を落としてしまったせいなのか、
今にもブルブルと震えそうに身を縮めて寒そうに、寂しいそうに佇んでいるように目に入る。
しかしそんな事はお構いなく、冷たいアスファルトの上をクルマが落ち葉を舞らせて駆け抜けて行く、

春夏秋冬と四季を楽しむ事もなく、寒い、暑いだけの言葉で終わらせて、
年がら年中同じ時間割で変化のない一日一日を過ごす。残す所今年も後2ヶ月を切った。
来年こそはと気負う気持ちもあるが、過ぎてしまえば、立っている場所が違うだけで、
何も変化のない狭い世間で一日一日を過ごしている。改めて考えると、何も変わらない環境、
何も変わってない自分自身に対して、腹立たしく感じる事さえある。我慢できない衝動に駆られる事もある
自分自身はどこに向かっているのだろう、これで良かったのだろうか、
寒い中一例に並んでバスを待っている人達は何を思っているのだろう、
クルマで颯爽と駆け抜けていく人達は幸せな人生を送っているのだろうか、
だったら、同じ人としてワタシと何が違うんだろうか、
生まれた場所、年、環境、髪の色、瞳の色、肌の色、が違うだけなのに、

世界各国の首脳が集まりG20が開催された。キレイ事を並べているが、如何したもんだか特効薬がない
国の大きさや環境、立場、政策の違い過ぎる人達がひとつのルールを造れるのだろうか、
相手の顔色を伺い、腹に有る本音を吐き出す事がなく、
体裁良く語る事しか気にしない人達がルールを造れるのだろうか、
くだらない正義論をこじつけて、やられたら、やり返す様な、自国の利権ばかり考えている国が
ルールを造れるのだろうか、

猿に似たサルコジもドイツのおばさんメルケルもギリシャを助けようなんて思っていない。
自分達のユーロの信用不安、崩壊を避けたいだけだ。ただそれだけだ。
ギリシャなんてどうでも良いと思っている。日本だって立場はギリシャと同じようなもんだ。

借金が膨らみ崩壊寸前の国を前にして、野田首相はどう視えるのか?
自国の利権しか考えない人達の話を聴いて、野田首相はどう考えるのか?
ちゃんとよく見詰めて、ちゃんとよく考えて、最善を尽くし、行動して欲しい

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