残酷だが…美味い！

特別な贅沢と考え、やってしまった！こんな事して良いものか？
本当知らない人が聞けば怒られそうな話だし仮設住宅で寒い思いをしている人にも申し訳ないが、
ガマン出来ずにとうとう、やってしまった！昨年の東日本大震災から品薄で価格も沸騰中の
活きた約１３０グラムの「あわび」を購入して躊躇せずに、「あわび君こんにちは」と挨拶して、
そのまま直火！ドッヒァ〜目の前に海でもあれば海パン一丁になりたい位の磯の香りが部屋
いっぱいに漂う！網に乗っかった「あわび」はワタシの視線と炎の熱さのあまり、
これでもかって云う程クネクネ身をひねる！苦しいそうな「あわび」の前にはニヤニヤ見つめいる
ワタシがいる…残酷だ！人間はなんて残酷な生き物なのか！しかし、そんな事も言ってられない！
目の前の「あわび」はそろそろ動きも止まりそうな気配！そこでバター投入！カァーッ（よだれ）
そして「あわび」の動きが止まった頃合いを見てお醤油を一滴、二滴！（バンザーイ！）
一気に磯の香りから香ばしい香りにかわる！もうたまんねえ〜！早速ノリタケの器に取り移し
殻を外すとポア〜ンとインチキおじさん登場！（踊るポンポコリン）な訳ない！


ＨＯＴな香り立つ湯気！ナイフを入れると、どうだ！と言わんばかりの心地よい弾力のある柔らかさ！
思わず、おか〜さ〜んって叫びたい感じ！（意味不明）
しかしどうだろう？「お前はこんなに柔らかかったのか？」等とあわびに問いかけるように切り分ける！
そして口に…か・い・か・ん！美味しいなんて言葉よりもうまいと云う言葉の方が似合う！
一片のバターとチョロっとかけたお醤油がこれまた絶妙！（ヒ〜ハ〜！）
程良い弾力、柔らかさ！まるでソフランＳ（コラッ！）
話を戻そう。この食感、旨味！シンプル、イズ、ベスト王道である！


しかし残念な事だがいろいろ考えて手を加えた物よりも完成度は高くずっと、うまい感じ！
やはり自然には叶わないのか？それとも人間本来の原始的な本能がそう感じさせるのか？
だとしたら、世界の様々な人種、例えば、裸で「おちんちん」に竿を付けて飛び跳ねている人から、
ワッカを付けて首を長くしている人も、ウォール街をビシッと決めて歩いているサラリーマンも
全ての人類に通用する物ものなのか！とってもブラボーだ！満足した食卓だった！
自然の恵みに・・・感謝！